仮交際って何？

結婚相談所（IBJ）でいうところの仮交際とは、お見合いでフィーリングの合ったお相手の人ことを、もっとよく知る期間のことを言います。また、自身のことを知ってもらう期間でもあります。プロフィールでは伺い知れない人柄に触れる期間とも言えます。

その上で、結婚相手として共に歩んでいけそうなお相手かどうか、互いが見定める期間でもあります。

そのためには、沢山話をすることがポイントとなってきます。週１、２回のデートだけでは足りないと考えています。毎日１往復でも良いのでLINEのやり取りをしましょう。日常の中にお相手の存在を感じることで、気持ちは育っていきます。

初回デートは、お見合いの延長戦と捉えてください。まだ互いに心理的安全性が確保されていないので、急にくだけずに礼儀に重きを置きましょう。まずは、交際が成立したことに対する感謝の気持ちを伝えましょう。

とはいえ、礼儀に重きを置きすぎて堅苦しくなっても困りますよね。そんな時は、交際が成立したことへの感謝の気持ちを伝えた後で「今日は楽しい時間を過ごしましょうね」と笑顔でお伝えしましょう。

初回デートはランチデート1時間〜２時間程度が望ましいです。それ以上長くなると程よい緊張感が失われてしまいます。「また会ってみたいな」と思ってもらえる塩梅で初回デートを終えることがポイントです。

仮交際２回目のデートは、食事以外の時間も一緒に過ごしてみましょう。一例としては、

• 街のデートスポットにお出かけ→ランチ→解散
• ランチ→散歩→お茶→解散

が良いと思います。

仮交際中のデートで特に気をつけたいのは【当日は何時頃まで一緒に過ごせるか】を事前に確認することです。デートの場所決めの際に確認しましょう。

理由は、仮交際は複数同時進行が認められているからです。お相手が別の方とデートをする約束をしていたり、場合によってはお見合いが控えている可能性は十分にありますので、互いに配慮が必要です。故にデート２回目も食事だけというケースは多くありますので、限られた時間を大切に過ごすことを心がけましょう。

３回目のデートでは、少し踏み込んだ結婚観についての話をしましょう。具体的（現実的）な話は真剣交際に入ってからしていただきますので、まだ結婚観というレベルの話で大丈夫です。

どんな家庭を築きたいか？将来子供について希望があるか？家事育児に対する考え方は？などです。

また、持病や宗教などの特別な機微情報がある場合は真剣交際へ入る前にきちんとお伝えしておきましょう。

仮交際３回目のデート終了後、真剣交際に進むか否かのジャッジをしていただきます。まだ判断しかねる場合は４回目のデート後でも大丈夫ですが、お相手から真剣交際の申し出があった場合は速やかにお返事を出しましょう。

もしすでに真剣交際へ進む気持ちが固まっている場合は、３回目のデートの終盤で「真剣交際のお申し込みをさせていただきます」とお伝えしても良いでしょう。ただ、その際お相手に返事を求めていけません。あくまで自分の気持ちを伝えるところまでに留めておきましょう。

反対に結婚相手としては違うかなと感じているのであれば、速やかに交際を終了しましょう。交際終了は初回デート後であればどのタイミングでも大丈夫です。ただ、本人に直接お伝えするのはNGです。必ずカウンセラーを通してお断りをする決まりになっていますのでご注意ください。